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とある宿屋の一室。
ベッドの上うつ伏せで蹲る影。
「…ん。痛……」
それは緩やかに、乱れた髪を左手で掻き分け、頭を抑えて搾り出すように口を開く。
同時に伝ってくるアルコールのにおいから、彼女は状況を理解した。
扉の向こうからは僅かに、喧騒が聞こえる。暦の上では今日、グラス片手に談話した人の声も混じっているようだ。
「……お昼?」
後片付けを任る形で一足先に休んだ筈。しかし今、自分の身体はベッドの上に横になっている。
これではいけない、と思い立ったのだろう。眠たい目を擦り、垂れていた頭を再び天井へ向ける。所作は相変わらず、ゆっくりと。
次に肘を付くも上体を起こすには至らない。目は光を宿しておらず、心ここにあらずといった様子でぼんやりと辺りを見渡す。
そこでふと、一つの飴が目に留まる。
ときたま出かける、木々の中にひっそりと佇む、家屋で
灰髪、赤目の青年がいつも咥えている…取っ手の付いた丸い飴。
甘いのかな、美味しいのかな、とつい興味を惹かれてときたま目で追っていた。
―当の本人には視線にどうやら、気付いていたらしい。
彼女はそのまま物思いに耽る。自然と口元に軽く握られた右手が当たり、冷たい感覚が伝わる。
本当はただ、切欠が欲しかった…だけ。
話し掛けるのが億劫だった。釣り上がり物事に関心がないと言いたげな瞳、不機嫌そうな装い。
自分にとっては、怖くて、いつも二の足を踏んでいた。
ただ、話もしないまま同じ場を共有するのは…勿体無いという気持ちはあった。
それにしても、約束という言葉が出てくるなんて、思いもしなかった。
『自分が知る限りの自分』からは考えにくいことだった。
具体的に言い表せないけれど、自分の中の何かに背中を押されたのだろうか。
次…の証が、ほしかった?
考え事は後を尽きない。
これ以上考えていても仕方ないと判断し、彼女はおもむろに飴に手を伸ばした。
「それでも舐めて、ぼーっとしてろ」
青年のぶっきらぼうな顔を思い出したようにくすっ、と息を零して目を細め、自然と口元が緩む。
そして言葉通り、飴を咥えて頬張ったまま…再び顎を枕へと埋めた。
そして、飴が口の中から溶けたことを確認すると
「…顔……洗ってこよ」
呟き、今度こそ、上体を起こして立ち上がった。
扉を開ける所作は、相変わらず億劫な様子でゆっくりとしていたけれど。
表情は、柔和な笑みを浮かべていた。
…日は傾き始めていた。
美人さんかわゆす!かわゆす!
親御さんの綴る子はやっぱりまた格別だね!
てか怖がられてたなんて…(ノノ)←
や、薄らと知ってました。怖くないよ!…とはなかなか言えないね。さーせん(´・ω・`)
飴舐めてぼーっとしてる美人さんの上にダイブしt(城塞騎士つれてきてー!
約束はその…私が言わせたかっただけ!←
も少し曖昧のがらしかったかしら。勉強しよ。φ(。。 )
他所の子なのにによによしまくりましたゴメンなさい(*ノノ)
うちの子は美人さんに変な人とでも思われていないだろうか…(´ω`)
うう、背後だけきゃっきゃうふふしてる割に中々子供は話すきっかけがなくてモゾモゾ。
コワくないよコワくないよー。
…特に意味はありません(。。、
>飴っこPLさん
折角書いて頂いたので後日談なんてどうだろうーと思い立ったのが運の尽き…
意外とブログ見られてるのですね(ノ-`)コメ早い
話題を提供するのは苦手な筈なので「用事も無いのに話し掛けるのも…」と二の足ををを。
廃屋に届出を出す前に後の人知ってて良かった、本当によかった!
ダイブしたら宿屋の皆さんが物音に気付くかも!
曲者だ、であえであえ(ロ三ロ)←
>猫鍵屋PLさん
きのこ眺めてる自画像だけでなごませて頂いてるのできっとおあいこヾ(’’)ノ
片付いたらきっと話す機会がー…と思っていたら。
…あれ?(・ω・`)玄関。